RADIO FIELD GUIDE

ID-52でエアバンドを受信する設定方法

公開日 2026.10.15 / ID-52・航空無線 / 読了目安 11分

AIRBAND ON ID-52

Aバンド・AMモードが最初のポイント。

ID-52はVHFの民間航空無線からUHFの航空帯まで受信できます。実機の設定、スキャン、SDカード経由のメモリーCSV読み込みまで順番に紹介します。

Aバンドを使うBバンドはエアバンド周波数を受信できません。画面のMAINをA側へ切り替えます。
受信モードはAM民間航空無線はAMを使用。AUTOで合わない場合はMODEからAMを選びます。
CSVでまとめて登録microSDカードのMemoryChフォルダーからメモリーを一括インポートできます。

ID-52で受信できるエアバンド範囲

日本向けID-52の公式仕様では、AバンドでAM/AM-Nを使い、108.000〜142.000MHzと、225MHz台から374.995MHzまでの一部範囲を受信できます。民間航空の音声を聞くときは主に118MHz台から136MHz台です。周波数は変更されることがあるため、最新情報を確認してください。

MAINバンドAバンド。Bバンドではエアバンドを受信できません。
受信モードAM。必要に応じてAM-Nを使いますが、225〜374.995MHzではAMのみです。
チューニングステップAUTO、8.33kHzまたは25kHz。周波数に合うものを選びます。
デュアルワッチAM/AMの同時受信はできません。エアバンドはA側で受信します。
メモリー容量通常メモリー1000チャンネル。グループに分けて整理できます。
入間TWR 322.200MHzをAMモードで表示するアイコムID-52
ID-52のAバンドでAMモードを使用している例。写真の周波数は撮影時のメモリー表示であり、現在の運用を保証するものではありません。

周波数を直接入力して受信する設定

VFOモードへ切り替える

[VFO/MHz]を押し、周波数を自由に選べるVFOモードにします。

MAINをAバンドへ切り替える

[MAIN DUAL]でA側をMAINにします。スピーカーアイコンに×印が付く場合はBバンドを選んでいないか確認します。

周波数を入力する

確認した受信周波数へ合わせます。[QUICK]→「TS」からAUTO、8.33kHz、25kHzを選べます。

MODEをAMへ設定する

[MODE]を押してAMを選択します。信号があるのに聞こえない場合は、モードとスケルチを確認します。

スケルチを調整する

待受時の雑音が消える位置に調整します。深く掛けすぎると弱い信号を取り逃します。

アンテナと場所で聞こえ方は大きく変わる

地上側の管制局は、空港から遠い場所や建物の中では聞こえにくくなります。まず窓際や屋外など見通しのよい場所で試し、航空帯対応アンテナを使います。

添付メモリーCSVを読み込む

添付ファイルは実際にID-52から書き出したShift_JIS形式のメモリーチャンネルCSVです。エアバンド専用ではなく、全国のFM放送、DV、AM放送、FMレピータなどを含みます。エアバンドはグループ18「羽田空港」23件、グループ19「成田空港」13件の計36件です。

DOWNLOAD

ID-52メモリーCSV

メモリーCSVをダウンロードSHA-256: 5DBD62B7E62A0A79222EACA571AA5910B69F59E275CD8439FBECCA061950C5BE
読み込み前に必ずバックアップしてください。
CSVのインポートにより現在のメモリー内容が置き換わる可能性があります。まず本体設定とメモリーをmicroSDカードへ保存し、カードの内容をパソコンにもコピーしてください。周波数の現行性とすべてのファームウェアでの動作は保証しません。

ID-52でmicroSDカードを初期化する

初めて使うカードは[MENU]→「SET」→「SD Card」→「Format」で初期化します。既存データは消えるため注意してください。

現在の設定を保存する

「SD Card」→「Save Setting」で設定を保存し、カード全体をパソコンへバックアップします。

CSVを指定フォルダーへコピーする

電源を切ってカードを取り出し、ID-52/Csv/MemoryCh/へCSVをコピーします。配布ファイル名は本体が表示できる23文字以下です。

Memory CHとしてインポートする

[MENU]→「SET」→「SD Card」→「Import/Export」→「Import」→「Memory CH」と進み、id52-memory.csvを選んで「YES」を選びます。

COMPLETED!の後に再起動する

完了表示を確認して電源を入れ直し、メモリー内容、モード、名称を数件確認します。

メモリーグループをスキャンする方法

1[MR]でメモリーモード
2[SCAN]を1秒長押し
3GROUP 18または19を選択
4[SCAN]長押しまたはCLRで終了

[QUICK]→「Group Select」で羽田空港または成田空港のグループへ移動できます。スキャンにはスキップ指定されていないチャンネルが2件以上必要です。

航空無線を聞くときの重要な注意

電波法第59条は、特定の相手方に対して行われる無線通信を傍受して、その存在や内容を漏らしたり、窃用したりすることを禁じています。聞いた交信内容をSNSへ書く、録音を配信する、個人や便の動きを実況する行為はしません。

受信情報を航空機の運航判断などに使わず、趣味の受信にとどめます。空港周辺では駐停車禁止、立入禁止、撮影制限にも注意してください。

よくある疑問

周波数を合わせても音が出ません

MAINがAバンドか、モードがAMか、スケルチが深すぎないかを確認します。Bバンドではエアバンドを受信できません。

2つの航空無線を同時に聞けますか?

デュアルワッチ対応ですが、AM/AMの組み合わせでは同時受信できません。エアバンドはAバンドで使います。

CSVの周波数は現在も正しいですか?

2024年6月時点の個人メモリーであり、現在の運用を保証しません。最新の信頼できる資料で確認してください。

ID-52PLUSにも使えますか?

CSV機能はありますが互換性は保証していません。PLUS側でMemory CHをエクスポートし、列構成を比較してから試してください。

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ID-52PLUSと航空無線対応アンテナを探す

受信場所とアンテナで聞こえ方は変わります。コネクター形状、対応周波数、全長を確認してください。

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まとめ

ID-52でエアバンドを受信するときは、Aバンド、AMモード、適切なチューニングステップの3点を確認します。よく聞く空港はグループスキャンを使うと効率的です。

CSV読み込み前のバックアップは必須です。収録内容を自分の地域と最新の運用に合わせて見直し、通信の秘密を守って受信を楽しんでください。

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参考にした公式情報

本記事とCSVは受信操作の参考情報です。利用によるデータ消失、機器の不具合、周波数変更等について動作を保証するものではありません。

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