MOUNTAIN COOKING GEAR
SOTOサーモスタック クッカーコンボSOD-521レビュー
BOIL. EAT. DRINK.
カップヌードルとコーヒー。山では、このセットで十分。
最近の登山では、SOTOのサーモスタック クッカーコンボと小型バーナーを持っていくことが増えました。豪華な山ごはんを作らなくても、温かい麺と一杯のコーヒーがあれば満足できます。
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私が登山で持っていく理由
山での食事は、凝った料理よりも「短い休憩で温かいものを口にできること」を優先しています。そこで最近よく持ち出すのがSOD-521と、手持ちの小型バーナーです。
750mlのマグで湯を沸かし、まずカップヌードルへ注ぐ。残りをコーヒーに回すか、必要ならもう一度だけ沸かす。小さいマグが別にあるため、麺の容器とコーヒーカップを兼用せずに済みます。昼食後に温かい飲み物を飲んでから下山する。この簡単な使い方なら、私にはこのセットで十分です。
山頂での使い方
- 風を避けられる平らな場所にバーナーを置く。
- 750mlマグに必要な量の水を入れて沸かす。
- カップヌードルへ湯を注ぎ、待ち時間にコーヒーを準備する。
- 350mlまたは400mlのマグでコーヒーを飲む。
- 器具が完全に冷えてから汚れと水分を拭き、収納する。
お湯だけを作る運用なら、油を使う調理より後片付けが簡単です。行動時間を読みやすく、荷物も増やしすぎません。
SOD-521のセット内容と公式仕様
| 収納サイズ | 直径105×高さ125mm |
|---|---|
| 総重量 | 310g(8点) |
| マグ750 | 750ml/満水800ml、84g、アルミニウム |
| マグ400 | 400ml/満水500ml、50g、チタン |
| マグ350 | 350ml/満水400ml、80g、ステンレス |
| そのほか | マグリッドL、マグリッド、ジョイント、リフター、コジー |
| 生産国 | 日本 |
750mlは湯沸かしや簡単な調理、小さい2つのマグは飲み物や食器に向きます。350mlと400mlを重ね、ジョイントで組み合わせると保温・保冷を狙った二重構造として使える点が、この製品らしい部分です。
日帰り登山
必要なマグだけ選び、食事とコーヒーに絞る。荷物を減らしたい日の使い方です。
縦走・長い山行
3つのマグを持ち、湯沸かし用、食事用、飲み物用に分担できます。
休憩中心
350mlと400mlを重ね、冷めにくいカップとして温かい飲み物を楽しめます。
小さくまとまるのが強み
公式案内では、マグ750の中にSOTO製シングルストーブ、110サイズのOD缶、リフターを収納できる構成が紹介されています。私のように別メーカーのバーナーを合わせる場合は、無理に押し込まず、収納寸法と接触状態を実物で確認する必要があります。
外側のコジーは収納袋だけでなく、保温ケースとしても使えます。加熱後のマグを火から下ろし、コジーへ入れて持ちやすくする構成です。コジーを火にかけたり、装着したまま加熱したりしてはいけません。
バーナー「P-154」の型番について
お使いのバーナーは「P-154」と伺いましたが、イワタニ・プリムスの公式情報で現在確認できる直結型ウルトラバーナーはP-153です。P-154Sは生産終了した分離型の「ウルトラ・スパイダー」です。製品本体や説明書の刻印を確認し、対応する取扱説明書と指定ガスカートリッジを使ってください。
P-153なら公式仕様は重量116g、収納サイズ7.5×8.8×3cm、火力4.2kWです。型番がP-154Sなら形状、設置方法、収納方法が異なるため、この記事の収納例をそのまま当てはめないでください。
使って感じるメリット
よいところ
- 湯沸かしと飲み物の容器を一組で用意できる
- 750mlがあり、カップ麺用の湯を作りやすい
- 必要なマグだけを選んで持ち出せる
- 異なる素材を目的に合わせて使い分けられる
- 収納時に道具が一つの円筒形にまとまる
- コジーで保温しやすく、持ち運び時の音も抑えやすい
気になるところ
- 全部持つと310gで、最軽量だけを求める人には重い
- 部品が多く、置き忘れや洗い忘れに注意が必要
- 樹脂製のふたやジョイントは火に近づけられない
- 小さいマグを重ねた隙間は、飲み物をこぼすと洗浄が必要
- 大人数の料理や本格調理には容量が足りない
どんな人に向いているか
「山ではカップ麺とコーヒーで十分」「調理器具を選ぶ時間を減らしたい」「一つのセットを日帰りと縦走で組み替えたい」という人に合います。一方、湯沸かしだけで最軽量を目指すなら、750mlマグ単体に近い構成のほうが合理的です。
この製品の価値は、最軽量であることではなく、食事と飲み物を無理なく分けられること。何を作るか決め切れない日でも、必要な道具が一式そろっている安心感があります。
山で火を使うときの注意
- テント内、車内、山小屋内など換気の悪い場所では使わない
- 山域・施設の火器使用ルールと当日の規制を確認する
- 乾いた草、落ち葉、木製ベンチから離れた安定した場所へ置く
- 風防でガス缶まで囲わず、輻射熱による過熱を避ける
- 点火中は離れず、予備の水を確保する
- 樹脂製のふた、ジョイント、コジーを装着したまま加熱しない
- 器具が完全に冷えてからガス缶を外して収納する
まとめ
SOTOサーモスタック クッカーコンボSOD-521は、750mlで湯を沸かし、小さいマグでコーヒーを飲める実用的なセットです。最近の私の登山では、このクッカーと小型バーナーがあれば、カップヌードルとコーヒーを楽しむには十分です。
すべてを毎回持つ必要はありません。山行の長さ、食事、気温に合わせて組み替える。その自由さがSOD-521の一番の魅力です。