FAMILY TECH FIELD NOTE
中学生の初スマホにPixel 9aを選んだ理由:iPhone Xから買い替え
FIRST PHONE FOR JUNIOR HIGH
親が決めるのではなく、本人にも調べてもらった。
4月から公立の中高一貫校へ通う息子のため、スマートフォンを新しくしました。これまで使わせていたiPhone Xから、本人が選んだSIMフリーのGoogle Pixel 9aへ移行します。
なぜiPhone Xを使い続けなかったのか
iPhone Xは2017年発売で、現在も電話や軽いWeb閲覧には使えます。しかし対応するメジャーOSはiOS 16までです。OSが古くなると、サイト側が新しいブラウザ機能を前提にしたり、アプリが新しいiOSを必須にしたりするため、「端末は動くのにサービスを利用できない」場面が徐々に増えます。
中学校生活では、学校や自治体の連絡サービス、交通、地図、認証アプリなどを使う可能性があります。子どものスマホは安さだけでなく、卒業まで安全にアップデートを受けられる期間が重要です。壊れていないiPhone Xを買い替えるのは惜しいものの、必要なときにアプリを入れられないリスクを優先しました。
子ども自身に候補を調べてもらった
機種を一方的に決めるのではなく、「これから数年間使うなら何がよいか」を息子自身にも調べてもらいました。その結果、希望したのがGoogle Pixel 9aです。端末選びに参加してもらうことで、値段、更新期間、壊した場合の扱い、必要な機能について話す機会にもなりました。
購入先は楽天です。回線契約と端末を縛らずに使えるSIMフリー版を選び、これまで使っていたpovoの回線を引き続き活用する構成にしました。販売店、容量、色、価格は購入時期で変わるため、楽天の販売ページでは新品か中古か、国内版か、保証元、ネットワーク利用制限、返品条件まで確認する必要があります。
A PARENT'S POLICY
子どもの望まない機種は持たせたくなかった
親として大切にしたのは、価格や管理のしやすさだけで、本人が望まない機種を押しつけないことです。毎日持ち歩き、友人や学校との連絡に使うのは息子です。自分で選んだ端末なら、大切に使う責任も持ちやすいと考えました。
今回はPixel 9aでしたが、もし本人が高価なiPhoneを希望し、その理由をきちんと説明できたなら、購入していたと思います。ただし、端末代が上がれば、外食や旅行、習い事、ほかの買い物など、家族の生活のどこかへ影響が出る可能性があります。その影響も本人に隠さず説明し、「高いから駄目」で終わらせず、何を優先するかを一緒に考えたうえで購入する方針です。
欲しい物を何でも無条件に与えるという意味ではありません。価格、必要性、使う年数、修理費、家庭への影響まで親子で話し合い、その選択に本人も参加してもらうことを大切にしています。
Pixel 9aの主な仕様
| ディスプレイ | 6.3インチ Actua pOLED、1,080×2,424、60〜120Hz |
|---|---|
| プロセッサ | Google Tensor G4、Titan M2セキュリティコプロセッサ |
| メモリー | 8GB RAM |
| ストレージ | 128GBまたは256GB |
| バッテリー | 標準5,100mAh。公称30時間以上、スーパー バッテリー セーバーで最大100時間 |
| 背面カメラ | 48MP広角+13MPウルトラワイド、最大8倍超解像ズーム |
| 防水・防塵 | IP68準拠 |
| 認証 | 指紋認証・顔認証 |
| サイズ・重量 | 154.7×73.3×8.9mm、約186g |
| 更新期間 | OS、セキュリティ、Pixel Dropを7年間提供 |
中学生用としてPixel 9aを選びやすかった点
長く使いやすい
最大の理由は7年間の更新です。中学入学から高校卒業まで使う可能性を考えても、OSとセキュリティ更新に余裕があります。バッテリーや故障の問題は別ですが、OS対応を理由に早く買い替える可能性を減らせます。
バッテリー容量が大きい
5,100mAhのバッテリーを搭載しています。学校へ持たせる端末では、連絡が必要な時間に電池が切れないことが大切です。ただしゲーム、動画、位置情報の常用で実働時間は変わります。
防水・防塵
IP68準拠は通学時の雨や日常の水濡れに対する安心材料です。完全防水ではなく、落下・ひび割れ・経年劣化は別問題なので、ケースと保護ガラスも用意します。
Family Linkと相性がよい
Android端末へ子どものGoogleアカウントでログインすると、保護者の端末からアプリ、利用時間、コンテンツ、位置情報などを管理できます。
FAMILY LINK
制限するためではなく、安全に任せるための設定
Google Family Linkでは、Google Playから入れるアプリの承認・ブロック、1日の利用時間、休息時間、Chromeや検索のコンテンツ制限、端末の位置情報などを管理できます。すべてを厳しく止めるより、最初は安全側に設定し、本人の使い方を見ながら話し合って調整する方針です。
ゲームだけでなく、年齢、課金、位置情報、連絡先へのアクセスを一緒に確認する。
就寝時刻から逆算し、寝室へ持ち込むか、充電場所をどこにするかまで決める。
常時監視のためではなく、帰宅が遅いときや災害時など、確認する場面を親子で共有する。
購入承認を有効にし、保護者の決済情報やパスワードを子どもへ渡さない。
知らない人からの連絡、脅し、課金、個人情報送信を叱る前提にせず、まず相談できるルールにする。
OUR WEEKDAY RULE
平日は5:00から21:00まで。夜間はFamily Linkでロック
学校では、スマートフォンは普段ロッカーへしまうのがルールです。そのため通常の利用機会は、朝の通学時と放課後の帰宅時が中心になります。授業中や休み時間に自由に触れる運用ではありません。
一方、最近の中学校では、宿題、提出物、授業変更などの連絡がGoogle Classroom経由で届くことがあります。スマホを単なる遊び道具として全面禁止すると、学校からの情報確認まで遅れる可能性があります。
そこで我が家では、早朝の登校準備から夜の連絡確認までを考え、平日は5時から21時まで利用可能にしています。それ以外の時間はFamily Linkの休息時間を使って端末をロックします。21時以降に通知を追い続けたり、寝る直前まで動画やSNSを見たりすることを防ぎつつ、翌朝にClassroomの連絡を確認できる設定です。
ロック時間中でも、Family Linkでは設定に応じて常に許可するアプリや緊急通話の扱いが異なります。導入時に実機で動作を確認し、緊急時に家族へ連絡できる方法は別途決めています。
povoで使うときの契約上の注意
Pixel 9aのSIMフリー版は、povoの対応端末と周波数を確認したうえで利用します。povo2.0は13歳以上なら未成年本人でも親権者同意のもと契約できます。13歳未満でも、通話+データプランなら親権者が契約し、家族を利用者登録する形で利用できます。
親名義で契約する場合も、実際に使う子どもを利用者として正しく登録します。未成年利用者にはWEBフィルターの扱いも関係するため、契約情報と端末側のFamily Linkを混同せず、両方を確認します。
5GB / MONTH
月5GBで始めたら、20日ほどで上限になった
契約したのはpovo2.0の「サブスク データ追加5GB」です。料金は月額1,380円で、毎月自動購入されます。初めての中学生用回線として、まずは5GBでどのくらい使うのかを見ることにしました。
上限に達すると通常速度ではなくなり、送受信最大128kbpsになります。それでも追加トッピングは買わず、次の自動購入までそのまま使わせています。動画や画像の多いサービスには厳しい速度ですが、容量を使い切れば不便になる経験も、データ使用量を意識するきっかけになると考えています。
通学や緊急連絡のため、速度制限後もLINEのテキストなどが必ず快適に使えると保証されるわけではありません。必要な連絡は電話やSMSも含め、家庭内で代替手段を決めておきます。
「通話するならLINEの音声通話を使い、通常の電話はできるだけ使わない」と伝えています。それでも本人が電話アプリから発信し、22円/30秒の通話料が発生することがあります。請求を見ると、正直かなり腹が立ちます。
ただ、子どもにとってLINE通話と携帯電話の違いや、どちらに料金がかかるかは大人ほど自明ではありません。発信前にアイコンを確認する、家族や友人はLINE通話、学校・病院・店などLINEでつながっていない相手は通常電話、と具体的に分ける必要がありました。
誤発信を完全に防ぐため電話アプリを使えなくすると、緊急時の連絡まで難しくなります。そこで月ごとに通話明細と料金を一緒に確認し、「何分でいくらになったか」を本人に見せる方法にしています。必要な通話が増えるなら、通話トッピングを付ける方が安いかも含めて見直します。
スマホの持ち込み可否、校内での電源、緊急連絡、撮影、SNS投稿などは学校によって異なります。公立中高一貫校だから一律ではなく、入学時の案内を確認し、登下校中の歩きスマホや制服・名札・位置が分かる写真の投稿も避けるよう話し合います。
最初に設定するチェックリスト
- AndroidとGoogle Playシステムを最新状態へ更新する。
- 画面ロック、指紋・顔認証、SIMのPINを設定する。
- Family Linkで子どものGoogleアカウントを管理する。
- 「デバイスを探す」と緊急情報、緊急SOSを設定する。
- 保護者、自宅、学校など必要な緊急連絡先を登録する。
- アプリ購入承認とGoogle Playの年齢制限を確認する。
- 写真の位置情報、SNSの公開範囲、バックアップを確認する。
- povoアプリの管理者、トッピング購入方法、180日ルールを親子で把握する。
- 学校のスマホ持ち込み規則を確認する。
- 平日の利用時間を5:00〜21:00に設定し、夜間ロックを実機で確認する。
- Google Classroomを遊びのアプリと同じ制限にせず、学校連絡を確認できるようにする。
まとめ
iPhone Xはまだ動いていましたが、古いOSによって使えないアプリやサイトが増え始めたことが買い替えのきっかけでした。中学入学は、連絡手段だけでなく、本人がデジタル機器との付き合い方を学ぶ節目でもあります。
息子自身が調べてPixel 9aを選び、親は更新期間、通信契約、安全設定を確認する。現在の月5GBは20日ほどで使い切りますが、すぐに容量を追加せず、まず使い方を覚えてもらう期間と考えています。一方、通常電話の通話料は親として見過ごしにくく、本人と明細を確認しながらルールを作り直しています。
来年は楽天の株主優待回線も候補です。ただし優待条件と投資リスクを確認し、通信費だけで判断しません。端末を渡して終わりではなく、実際の利用データと請求を見ながら、成長に合わせて契約と制限を見直していくことが大切だと思います。
あわせて読みたい
中古Pixel 7aをpovoで運用:2万円で購入、バッテリーを無償交換