5年使用レビュー
HHKB Professional HYBRID Type-Sを仕事場で5年使ったレビュー
定価で購入し、仕事場で約5年使ってきました。白いキーには日々使ってきた跡が残っていますが、いまも現役です。HHKBは万人向けではありません。それでも使い続けている理由は、小ささだけでなく「手を大きく動かさずに入力する」という設計にあります。
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5年使っても、最大の良さは「小ささ」
写真のモデルはHHKB Professional HYBRID Type-Sの英語配列・白。テンキーや独立したファンクションキー、カーソルキーを省き、一部の操作をFnキーとの組み合わせにまとめた60キーのキーボードです。
仕事場で使って感じる一番の利点は、机の上が広くなること以上に、キーボードからマウスへ移る距離が短いこと。横幅294mmの本体はノートパソコンの前にも置きやすく、限られた机でも書類やメモの場所を残せます。

独特の配列は、慣れるまでが最大の壁
HHKBは一般的なキーボードの縮小版ではありません。独立カーソルキーがなく、矢印やPage Up、Page DownなどはFnキーと組み合わせます。DeleteやControlの位置も、いつもの配列と感覚が異なります。
使い始めは、キー前面のサブ刻印を見ながら操作する場面が増えます。慣れてしまえばホームポジションから手を離さず操作できますが、仕事場の共用パソコンなど、一般的なキーボードと頻繁に往復する人には違いが負担になる可能性があります。
Type-Sは仕事場でも使いやすい
PFUによると、Type-Sは高速タイピング性の「Speed」と静粛性の「Silent」を意識したキー構造です。静電容量無接点方式を採用し、公式値はキーストローク3.8mm、押下圧45g。キーの中央がくぼみ、段ごとに傾斜が付いた形状も指の位置をつかみやすくしています。
完全な無音ではありませんが、打鍵音の角が抑えられているので、周囲に人がいる仕事場でも使いやすい部類です。長文やコードのように入力時間が長いほど、一定のリズムで打ち続けやすい点が魅力になります。

BluetoothとUSB Type-Cを選べる安心感
HYBRID Type-SはBluetooth 4.2とUSB Type-C接続に対応します。普段は無線で仕事机をすっきりさせ、接続を確実にしたい場面では有線を使えるのが便利です。単3形乾電池2本で動き、USBからの給電にも対応します。
USBケーブルは製品に付属しないため、有線で使う場合は別途Type-Cケーブルが必要です。また、専用ツールとDIPスイッチでキー配置を変更できるので、長く使う道具として自分の操作へ寄せていけます。
- モデル
- Professional HYBRID Type-S
- 写真の配列・色
- 英語配列・白
- 使用期間・場所
- 約5年・仕事場
- 購入価格
- 定価で購入
- キー数
- 60キー
- キー方式
- 静電容量無接点方式
- 押下圧
- 45g
- キーストローク
- 3.8mm
- サイズ
- 294 × 120 × 40mm
- 質量
- 540g(電池含まず)
- 接続
- Bluetooth / USB Type-C
- 電源
- 単3形乾電池2本 / USB給電
購入前に知っておきたい弱点
- 配列を覚える時間が必要:独立カーソルキーやテンキーはありません。
- 他のキーボードとの往復:HHKBに慣れるほど、一般的な配列で一瞬迷うことがあります。
- 英語配列の違い:日本語配列とは記号やEnter周辺が異なります。
- 数字入力には不向き:大量の数値入力には外付けテンキーも検討したいところです。
- 価格:気軽に試す価格帯ではないため、可能なら実機で配列と打鍵感を確認するのがおすすめです。
5年後の結論
定価で買って仕事場で5年使えたことを考えると、毎日文字を入力する人にとっては、購入額より使用時間で判断したい道具です。キーの少なさを不便と感じるか、手を動かさず操作できる合理性と感じるかで評価は分かれます。
文章やコードを長く入力し、最初の配列学習を受け入れられるなら、長く使う相棒になり得ます。反対に、独立カーソルキーやテンキーを頻繁に使うなら、購入前に実機を触ることを勧めます。